脳科学コラム11.全ては「知的好奇心」次第だったりします。
より良い「ゆらぎ」は知的好奇心次第。「入力+ゆらぎ(知的好奇心)=より優れた出力」を生み出せるかどうか?「感情が盛んな時こそ、よりモノを覚える」背景にも、このロジックがあります。爆発的成長プログラムでは「この情報、面白いな」視点を非常に重視しています。
・「入力+ゆらぎ(知的好奇心)=出力」という計算を行うのが脳。「ゆらぎ」のある
ときに入力できるか?が、とても重要。「これは何だろう?」と知的好奇心が働いて
いる時に出ているのはα波ではなく、シータ波。
『単純な脳、複雑な「私」』池谷 裕二著 講談社発行
・脳は「ゆらぎ」をエネルギーに変え活動する。知的好奇心があればあるほど、脳は
活性化する。『単純な脳、複雑な「私」』池谷 裕二著 講談社発行
・感情が盛んな時こそ、よりモノを覚える。例えば歴史を学ぶ時は「林則除、凄すぎる
ぜ」という形で、感情移入する点がポイント。
『受験脳の作り方』池谷 裕二 著 新潮文庫発行
・新しい見方が加わると、それまでの価値観は崩れるが、その知見を取り込みながら
新しい基準を自ら構築していく。崩壊と再構築を繰り返しながら、自分固有の世界観
を築きあげていく。『パパは脳科学者』池谷 裕二 著 クレヨンハウス発行
・ベネッセコーポレーションの福武英明さんは、飛行機で長距離移動をする際には、
普段なら絶対見ない映画をわざわざ選んだり、通常ならまず選ばないような本をあえ
て買って読む。『人は、なぜ他人を許せないのか?』中野 信子 著 アスコム発行
・普段から「新奇探索性」を意識して行動する。新商品や新しい店がオープンしたら、
まず挑戦してみることが大切。
『自己肯定感が高まる脳の使い方』中野 信子 著 セブン&アイ出版発行
・モノゴトを「新しい視点」で眺めることは、脳にとっての本質的な快感。
『できない脳ほど自信過剰』池谷 裕二著 朝日新聞出版発行