脳科学コラム10.「努力できる」は才能?
脳科学コラム10.「努力できる」は才能?
「努力できること」は一つの才能です。
「伸びしろ」観点から考察すると、目先のことをそつなくこなしていくタイプよりも
努力できるタイプの方が、はるかに伸びます。
・「努力できること」は生まれつきの才能。何かを行うことで生じる報酬や成果を感じ
る脳の機能が高く、且つ損得を冷静に計算する機能が鈍い人こそが「努力できる
人」。逆に何かを行うことで生じる報酬や成果を感じる脳の機能が弱く、損得を冷静
に計算できる人が「努力できない人」。
『あなたの脳のしつけ方』中野 信子 著 青春出版社発行
・本当の天才を育てるためには、好きな事に没頭できる環境を作ること
『「嫌いっ!」の運用』中野 信子 著 小学館新書発行
・「脳への挑戦」というのはひとつのキーワード。脳は刺激を求めたがるが、反面
「いつでも安定して見方をしてしまいがち」な性質がある。常識を打ち破るために
は、安定しがちな脳と戦う必要がある。刺激を受け止められるアンテナが常に必要。
『海馬』池谷 裕二 糸井 重里著 新潮文庫発行